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自由が丘駅のすぐ傍、大井町線の踏切前に聳える特異な外観のビル。ちょっと入り難い気配がするエントランス。店内は意外なほどに狭く、外観と調和の取れた洞窟の中のような内装。包まれたように感じる大きさが居心地が良い。大きな鉄板を囲んで椅子が並ぶ2階。*3階も同様の造りらしいが未訪問。目の前で本格的な(何しろシェフのスタイルが)鉄板焼き調理ショーを楽しみながら、新鮮で美味しい食材が味わえる。気軽に訪問できない価格帯だけれど、価格相応に美味しく、落着いて食事ができる。
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1980年代後半、吉祥寺に美味しい手羽先を食べさせる店があると評判だった。店の名前は「鳥良」。ちょうど吉祥寺に2店舗めを出店した頃に初めて2人で出かけた。実は初デートの店。旨かった。名古屋に長期出張し「風来坊」「世界の山ちゃん」などの有名店でたっぷり本場の手羽先を経験を積んだ舌にも満足の味だった。地元で愛される小さな美味しい店だった。それがあっという間に全国展開。今や複数のブランドで数十店もの店を持つ企業となった。けれど、創業の地にはまだ店がある。ブランド名は「鳥良商店」と原点回帰のネーミング。思い出の店に、再訪してみようか。
■「IGA“快楽主義”宣言」より
・「東京の手羽先だがやぁ」2005年5月30日
青山/渋谷/恵比寿
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★★★ :お気楽妻が絶賛するバゲットは確かに旨い
- 住所:渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル1・2F
- TEL:03-5458-1770
- URL:
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店名通り、ここはBoulangerie(パン屋)であり、Patisserie(ケーキ屋)であり、BRASSERIE(気軽な食堂)でもあり、どの顔でも高い水準の店。お気楽夫婦は、朝食をわざわざ食べに行き、芝居の後に食事をし、持帰りのパンを楽しむ。いずれの場合もお目当てはバゲット。かりかりのクラスト(皮)と、大きな穴(気泡)が入ったもっちりとしたクラム(中身)。妻は愛してさえいると言う。日本で一番だと(それ程食べ比べた訳ではないけれど)断言する。この店で朝食を食べるには開店前に並ぶのを覚悟。けれどそれだけの価値はある。たっぷりのバスケットに盛られたパンは、食べきれなければ持帰りもOK。
夜のブラッスリーはパリの雰囲気そのまま。お代わりのできるバゲットを貪るように食べる妻。確かに、この店の料理と一緒に食べるバゲットは抜群に美味しい。ムール貝のソースに浸して食べた日には…ちなみに、持ち帰って食べるサンドイッチ ニソワなども涙が出る程美味しい。早い話、フランスパン好きなら一度は試して欲しい店。味の好みはいろいろだけれど、この店が拘る小麦粉の味がきっちりと表に出る、水準が高いバゲットはやはり一番のおススメだ。
【快楽主義宣言より】
■「パリ、そして上海」2010年3月20日
■「パン好きの妻と」VIRONで朝食を 2009年3月28日