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広東料理の超有名店。なのに日本の店舗(銀座や丸ビルなど)よりも気取りがない。と言うよりは日本人と見ればアワビを薦め、フカヒレを薦める観光客ズレした店でもある。決して日本の福臨門をイメージして訪れてはいけない。日本の店と比較すれば、安く(香港としては高い店だけれど)、段違いに美味しい。そしてサービスはチープ。しかし、お得意さまと一見の客をあからさまに差別するMビルの福臨門よりも好感は持てるとも言えるけれど。そして何度訪れても食べるべきは、茹で海老。豪快な山盛りの海老を目の前にすると戦闘意欲が湧いて来る。手が汚れようが、指をしゃぶろうが、恋人同士であろうが(ましてやお気楽夫婦は)お互いに気にしない。これこそが海鮮レストランの醍醐味。やはり、香港訪問の際には外せない店である。湾仔にある香港本店の他に尖沙咀の金巴利道(キンバリーロード)にも九龍店がある。
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妻と一緒に香港を訪れる度に、この店で、この一皿を食べることにしている。広東料理の定番、ロースト・グース。しかし、過去に一度だけその絶品の一皿が食べられなかったことがあった。妻が友人たちにも食べさせたいと楽しみにしていたのに、オーダーを間違ってしまったのだ。友人にも食べさせたかった、残念という気持が涙と共に溢れ出た。めったに涙など見せたことがない妻。それだけに「涙のロースト・グース」と呼び、今でも香港を訪れる度に欠かせない料理になっている。地元客が多く訪れるこの店のウリは土鍋飯(煲仔飯)。湾仔のルネサンス・ハーバー・ビュー・ホテル、尖沙咀のルネサンス・カオルーン・ホテルの2店舗がある。ヴィクトリア・ハーバーを望む眺望を楽しみながら、ゆったりと食事をするなら湾仔で、地元客の喧噪(曜日と時間によって)を楽しみながら味わうなら尖沙咀で食べることをお薦めする。
【快楽主義宣より】
■「香港で☆☆☆のサービス!?」 2009年9月5日
■「過食的香港(香港食い倒れ編)」暴飲暴食の都 2007年1月7日
■「涙のロースト・グーズ」 2005年6月16日
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学園通りに面したIDEE SHOPの最上階。エレベータを降りると、日本からひとっ飛び。パリのマレ街や、NYCのブルックリンの裏通りにありそうな雰囲気の店内。目の前のショーケースには美味しそうなパンや焼き菓子が並ぶ。カフェのメニューも豊富。メインを1品、サラダ1品、BREAD BASCKET(パンの盛合せ)を分け合う、そしてワインなどというチョイスも悪くない。加えて、朝の9:30から16:30まで同じメニューでオーダー可能。長居ができるということでもある。これは嬉しい。晴れた日なら、自由が丘の街並が見渡せるテラス席がおススメ。確実にワインが進み、長居してしまう。これは実際に経験済み(笑)。