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洋食屋の定番メニューとしてオムライスが人気になったのはいつ頃からなのだろう。それも、焼いた卵の表面が芸術的に美しい従来型のオムライスではなく、チキンライスの上でオムレツを破き、半熟状態の卵とチキンライスを楽しむタイプが。個人的には焼いた卵の肌理細かさに洋食の美を感じる従来型のオムライスが好み。そんな方もご安心を。この店では、その両方の味が楽しめる。お店自慢のデミグラスソースは、私にはやや濃厚。きっとビールを一緒に頼むことができたら、ぴったりの味。残念ながら仕事中のランチではそれも叶わない。しかし、この店にはお独りで遅い午後のランチを黄金色に輝くビールと共に楽しんでいる妙齢のご婦人も多い。そんな姿を見ると、つくづく羨ましく、ソース同様の濃厚な視線を投げかけるアル中予備軍の私だった。
【快楽主義宣言より】
■「新メニュー紹介 自由が丘ランチ」 2009年7月4日
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お気楽夫婦にとって、美味しい寿司屋と言えばこの店(だった)。デパートの中に入っている飲食店を侮る人がいるけれど、お気楽夫婦は気にしない。逆に敷居が低く、気軽に食べられることをプラスと捉えたい。店内に入ればロケーションは関係ないし、何よりも美味しければ良い。鮨源 新宿高島屋もリーズナブルでおいしい店。但し、味は人。特に寿司はコミュニケーションが味に影響する食べ物。たぶん今行ってもこの店は美味しいのだろう。けれど、長く通ってようやく築いた山本さん(残念ながら退社)との美味しい関係を他の板さんと再構築するのは難しい・・・。
【快楽主義宣言より】
■「カァムバァ~ック!山本! クリスマスの風景」 2006年12月16日
■「頑張れニッポン! ジンクス」 2006年6月19日
■「ジングル・ガリ!」 2005年12月24日
■「メリークリスマ寿司!」 2005年12月23日
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この店で焼酎を飲むと、他の店がいかに商売上手かが分かる。一般的な店ではプレミアム焼酎と称しわずかな量で良いお値段の、例えば「佐藤黒/白/茶」がこの店ではフツーに売られている。それもなみなみとグラスに注がれて。それだけでにんまりである。なのに、つまみも安くて旨い。店の雰囲気は雑然としていて、馴染めない人もいるかもしれない。粗めの接客が気に入らないという人もいるかもしれない。確かにお酒が大好きだという女性以外とのデートには向かないかもしれない。しかし、赤坂というロケーションで、この味にこの値段。奇跡的で貴重な居酒屋だ。
【快楽主義宣言より】
■「焼酎たっぷり、酔ってにんまり」 2008年6月15日