■東京, 世田谷
-
★★ :クセになる上品で新鮮な辛さ
- 住所:東京都世田谷区経堂1-12-10 松原ビル2F
- TEL:03-3425-1668
- URL:
▲画像クリックで拡大
料理と人の間には相性もあるが、美味しい店の料理には中毒性がある。食べている最中に、また次も来なきゃと思ってしまう店。小田急線の経堂駅からほど近い、四川料理の店「蜀彩(しょくさい)」もそんな店だった。初めて訪れて食べた夫妻肺片、雲白肉など、いかにも辛そうな面構えの料理は、ラー油や唐辛子の辣、花椒の麻味という痺れる辛さ、食材の旨さが一 気に口の中に溢れる悶絶系の料理。辛さだけではなく、肉の旨味に甘みさえ感じる料理の数々にハマった。辛旨の深い味わいが舌と脳中枢に刻み込まれた。舌に辛旨の後味がからみつく。美味の記憶が断続的に蘇る。いかんっ!どうしてもまた食べたい。我慢できんっ!と2日後に再訪。すっかりお気に入りの1軒となった。
【IGA“快楽主義”宣言より】
■「街の引力、店の魅力」 2012年3月25日
▲画像クリックで拡大
この店の近所に前職の会社があった。肩肘張らない接待で良く使った。プライベートでも良く通った。決して豪華でも高級でもなく、接待で使うにはごく親しい相手を選んだ。どなたにも喜んでいただけた。料理はいずれも地味ながら美味しい。焼き鳥などを中心とした居酒屋メニューだけれど、決して大騒ぎをするワカモノはいない。オトナがじんわりと酔うための佇まい。しみじみ落着く、美味しい良い店だ。わざわざ伺うこともなくなったけれど、機会があったらまた伺いたい良店だ。
▲画像クリックで拡大
奇妙なご縁のある店だ。ご近所に住む友人夫妻のダンナの高校時代の同級生がオーナー。彼は、オーナーを壇上と敬称を付けずに呼ぶ。そして、同じビルの最上階にあるバーは、お気楽夫婦の勤める(勤めた)会社のOBがオーナー。当然、オーナー同士は顔見知り。人気の店でなかなか予約が取れず、同様に混んではいても気軽に入れる1階にあるバルで立ち飲み。2階の店にはなかなか伺う機会がなかった。
そして、ひょんなことから大勢で伺うことになったけれど、正直味わうどころではなく(詳細は下記の記事参照)好みの★を付けるのは困難。いつか再訪の機会を狙っているが、ついお気楽な1Fのバルで済ませてしまうことが多い。そして、なぜか1階のバルには壇上さんがいつもいる。大勢のスタッフと客が入り乱れ、店の雰囲気も、メニューも、味も、スペインの雰囲気。行ったことはないけど。立ち飲みにも関わらず居心地が良い、1軒目としてでも、2軒目でも、実に使い勝手の良い店だ。
■快楽主義宣言より
「奇妙な食事会」ティオ・ダンジョウ 2007年6月10日
「スペインで繋がる」ティオ・ダンジョウ・バル 2007年5月13日