□自由が丘ランチ
-
★★ :おやぢが居心地の良い店
- 住所:東京都目黒区自由が丘1-25-2 栗山ビル1F
- TEL:03-3717-9697
- URL:
▲画像クリックで拡大
自由が丘マダムに席巻されるお昼時。マダムたちのおしゃべりでざわつく“大箱”の店には、なかなかオヤヂ独りでは入り難い。そんな時に、この店が真っ先に浮かぶ。熊野神社の手前、小さな店が軒を連ねる一画。暖簾が下がる小さな木戸を引き、中を覗くと店のほぼ全部が見渡せる。カウンタと奥に小さな座敷。ランチメニューは数種類。日替りのメニューは小鉢料理が並び、飲んべ心をくすぐる。昼ビーをぐっと堪え、ゆっくりと味わう。
隣のカウンタには自由が丘マダムが2人。私が我慢したランチビールを美味しそうに飲んでいる。ふっ、仕方ない。「私もビール」そんな店。
▲画像クリックで拡大
お気楽夫婦は決してグルメ(食通)などではない。したり顔で料理を誉めたり、店を貶したりはしない。楽しく食べて、満足できる味に出会えれば“お気に入り”の店になる。だから、2人にとってデパートに入っている飲食店はお手頃、お気楽。玉川髙島屋の「たん熊北店」、新宿髙島屋の「鮨源」、そして東急本店の「天一」、新宿伊勢丹の「ナビィとかまど(閉店)」など、2人のお気に入りの店はデパートにあると言っても良い。
中でも東急本店の天一のカウンタで食べるお好み天ぷらは、お気楽夫婦のハレの食事。春は山菜、初夏の若鮎、夏の穴子、秋の丸十など、季節毎に食べたい食材が2人を呼ぶ。寿司よりも食材で季節を感じることができる。天一の揚げ場前、カウンタ席は気軽に季節を感じ、味わうことのできる嬉しい場所だ。
【快楽主義宣言より】
■「夏こそ。」2013年7月14日
■「春は筍、再び」 2010年4月3日
■「若鮎、茗荷、パルコォ」 2008年6月7日
■「たらの芽、白魚、蕗のとう」 2008年3月1日
■「春は筍」 2007年4月7日
▲画像クリックで拡大
担々麺と言えば、この店。何度この店で汗を滴り落とし、最後の一滴まで赤いスープを味わったことか。芝麻醤が、豆板醤が、辣油が美味しい。その絶妙なるスープが実に美味しい。自ら高級中国料理と名乗るように、決してお安くはない。ランチのコースは8,000円、ディナーは13,000円から。けれど、ランチは堂々と1,600円ほどの担々麺だけ食べれば良い。そして高級な店に相応しいトイレで、備え付けの歯ブラシで歯を磨き、タオルを使って顔を洗い、午後からの仕事に向かいたい。