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渋谷から六本木通りを高樹町方向に向かい、渋谷2丁目交差点で立ち止まる。「渋谷区渋谷四丁目五番五号」と書かれたどでかい看板が目に入る。なんだ?と少し悩んだ後、その向かいの小さなビルの2階を見上げる。鉄格子のある窓に「Jail House」とある。監獄?何の店?『Jail House Rock』というエルビスの曲があった。名古屋には同じ名前の興行元がある。
謎のまま外階段を上る。大きな鉄製のドアに看板もない。秘密クラブのよう。中に入ると「いらっしゃいませ」の声。一般人も入れるようだ。あ、トンカツお願いします。…昼はランチメニューもあるダイニングバーが、その正体。真っ白に塗られた壁、天井。何台かのモニターが音楽のライブを映している。作り付けのテーブルの下には敷石と砂。なのに、味噌汁付きのランチ。う〜む。窓から六本木通りと不思議看板を眺めながら、真っ白な内装のライブハウス風の店内で、定食屋風のフツーのランチを食べる不思議。それでも、この店でのランチは、なぜかお気に入りの空間と時間だった。
■快楽主義宣言より 「GOOD BYE ! 青山 独りメシ、おススメの店」 2009年10月31日
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玉川髙島屋南館がオープンしたのは2003年。話題の飲食店が何店も入った。京都の老舗、たん熊北店もそのひとつ。2006年、初めて訪れた際に店長(当時)の本城さんとの幸福な出会いがあった。以来、季節毎に幸福を味わうために訪れる店になった。「IGA快楽主義宣言」に綴った記事は、その幸福な記憶の蓄積だ。本城さんが独立され、店長が保坂さんに代わった今でも、その幸福の味は変わらない。*ところが、その保坂さんも独立!うぅ〜ん。★を減らさざるを得ないなぁ(涙)
【IGA快楽主義宣言より】
■「お帰り!千夏」2010年6月26日
■「日本の味、日本人の舌」 2009年2月28日
■「実りの秋、祝いの秋」 2008年10月13日
■「名残の夏、名残の鮎」 2008年9月14日
■「春の味、春の香り」 2008年3月15日
■「舌で味わう四季」 2007年5月20日
■「いつもの幸福シート」 2007年5月19日
■「味は人」 2006年11月26日
■「めで鯛お祝い」 2006年11月25日
■「美味礼賛(アワビの肝と鱧)」 2006年7月22日
■「美味再訪(水貝と天然鮎)」 2006年7月17日
■「美味を創るもの」 2006年5月6日
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お気楽夫婦の住む街に、スイーツ御三家がある。もちろん2人が勝手にそう呼んでいるだけ。けれど、どの店も胸を張っておススメできる店。ボンボンショコラが絶品の「ショコラティエ・ミキ」、和菓子の「いとう」(残念ながら閉店)、そして焼き菓子の「ル・プティ・ポワソン」だ。フランス伝統菓子のお店と名乗っているように、プティ・ポワソンにはガレット(ブルターニュ地方の伝統的焼き菓子)やガトーバスク、カルトカール、スペキュロスなど、日本ではあまり耳に馴染みのない逸品がある。
もともとこの店はショコラティエ・ミキのミキちゃんから「あの店の焼き菓子は絶品です!」と推薦されて伺った店。プロがプロを絶賛するだけあって、シュークリーム(大人のシュークリームという洋酒が香るものもある)やチーズケーキ(これまた大人のチーズケーキというブルーチーズを使ったものがおススメ)など、一口食べて思わず唸る味。パティシエのマコちゃんは、2010年末には『キューピー3分間クッキング』の講師としてTVにも登場。これからますます期待したい店だ。
*残念ながらパティシエがカナダ、バンクーバーでエクレア専門店を新たにOPENするとのことで、この店は閉店。
■快楽主義宣言より
「Avec Professionnelles♡」2011年5月8日
「Happy Holidays!」 2010年12月26日
「マイ・スィート・ホームタウン」 2009年4月5日